アメリカ人アーティスト、ヘンリー・テイラー(Henry Taylor)の初作品集。1992年以降の作品200点以上を収録し、その業績を包括的に紹する一冊。
今や伝説的な作家となった作者は、この30年間にニューヨークから、ロサンゼルス、ヨーロッパ、アフリカへと旅をしながら制作を続け、目にしたものを記録してきました。作者はアーティスト、ミュージシャン、作家、パフォーマーに加え、精神病院で働いた10年の間に出会った友人たちをモデルにすることもあれば、アフリカ系アメリカ人の文化的著名人や歴史的な出来事から、警察の暴力や刑務所を取り巻く複合産業といった悲惨な現実を扱う政治色が強いテーマまで、実に幅広い題材やモデルを描いてきました。
絵画、彫刻、インスタレーションなどの作品の写真には、作品制作時の覚書やスケッチ、考え方がストレートに伝わってくる言葉など、本人の手書きのメモが配置されています。決定版ともいえる本書は、モデルをまっすぐに見据えその本質を明るみに出すポートレイトを称え、文化的な対立が起きている今の時代に一筋の光明を放っています。
テイラーの絵画を見ていると、なぜだかバスキアを思い出します。アフリカ系アメリカンをモチーフにするテーマ性もありますが、大胆なタッチや色使い、所々に見せるラフな文字がそう感じさせるのかもしれません。扱うテーマは重めですが、作家本人の明るさからくるのか、どの絵を見ても人々の強い眼差しに生きる希望や楽観性を感じます。
作家スタジオ制作映像
https://youtu.be/BEV1qT8a8wA
出版社:Rizzoli
刊行年:2018年
ページ数:320
サイズ:H305 × W267 mm
フォーマット:ハードカバー
言語:英語
状態:良好
※中古本であることを十分にご理解いただきご注文よろしくお願いいたします。
※2冊以上まとめてご購入いただくと、送料が一番高い発送手段でまとめて発送になり大変お得です。